激論!ゲーム業界働き方改革…ワーママ・ワーパパたちの働き方と悩み、そして解決策は?【CEDEC2019】
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例年よりやや遅れて9月4日から横浜で開催されている「CEDEC2019」はゲーム業界の知見が集まる場として様々なセッションが開催され、全国から集まった参加者が熱心に講演に耳を傾けたり、実際にワークショップを体験したりと今年も盛況です。

本稿ではその中でも参加者が意見を交わすラウンドテーブル型セッション「ワーママ・ワーパパたちの働き方と悩み/御社の悩みは何ですか?他社はどう解決しているの?」に焦点を当ててみたいと思います。ゲーム業界ではデザインや音楽など様々な分野で女性が活躍しており、一般的な業界と同じく、ワーク・ライフ・バランスや育児のサポート体制は重要な課題です。働くママ・パパの悩みや会社の取り組みを見ていきましょう。





2018年のセガ・グループ内での取り組みを振り返る


本セッションは、2017年から始まったラウンドテーブル形式のセッションです。子育てと仕事の両立に悩むママ・パパが集まって悩みを共有し、会社に働きかけるなど新しい行動を起こす応援をしたい。そして、同じ行動が業界に広がっていくようになってほしいという願いのこもった挨拶からセッションはスタート。続いて、セガゲームスの茂呂真由美氏とセガ・インタラクティブの鈴木こずえ氏から、両社内での1年間の取り組みが紹介されました。








育休・産休ロードマップツールの導入や、本社移転を機会に始まったグループ会社とのランチ交流会での子育ての話し合いが、業務効率化や技術交流会に発展するなど、子育てにもゲーム開発にも熱心なセガの姿勢が感じられました。また、この1年での茂呂さんや鈴木さんらの働きかけが経営陣に届き、時短フレックス制度導入や在宅勤務の試験運用ににつながっていったことは、大きな一歩と言えるのではないでしょうか。

ラウンドテーブルでの各社情報共有、課題の洗い出しと解決策の模索


本セッションはラウンドテーブル形式のため、セガグループの取り組みが発表された後は、参加者が4チームに分かれて各社の取り組みや課題を共有し、解決策を議論。課題としては、在宅勤務を行いたいが開発機材を自宅に持ち帰ることが物理的にも社内制度的にも難しいことや、チームのリーダーが早く帰ることや在宅勤務になることで開発が滞ってしまうのではないかという声が上がりました。コンプライアンスや情報漏洩対策の順守と在宅勤務の両立の難しさ、納期と時短勤務の両立といった課題があるようです。

一方、社内の取り組みの中には託児サービスの費用を会社が負担してくれる事例や半年の育児休暇を取得中のパパエンジニアもおり、会社によって多様な取り組みが存在することも明らかになりました。

解決策も多様な声があがり、社内に育児コミュニティをつくりコミュニティから社内へ積極的に情報発信をすることが必要といったものや、ママだけでなくパパからの情報発信があれば社内も変わるのではないかという意見も。また冒頭発表されたセガでの取り組みを例に、社長が動かないと変わらないから社長を動かそう。という力強い意見も見られました。他には、ラウンドテーブルに参加していた医師からは、医療業界にゲーム業界からの声が届けば、社内託児所での子供の急な発熱に対応できる看護婦や医師の常駐など新しい動きにつながるのではないかとの指摘もあり、1時間はあっという間に過ぎていきました。








延長戦のランチ会で見聞きした仕事と子育ての苦労談


セッション後も、延長戦のランチ会が開催され30人近くのワーママ・ワーパパが参加していました。ランチ会では、不慣れな育児より仕事のほうが慣れているので楽かもしれない。という声や双子に恵まれたお母さんの苦労談、子育てとの両立ができず会社を辞めてしまいそうな同僚を引き留めている話など、ゲームクリエイターたちが職場では見せないママ・パパとしての姿が垣間見えました。お子さんをお持ちの方だけでなく、仕事全力な人や子育てが一段落した人も働き方改革に関心を持ってもらうことで、より良いゲームが生まれることにつながっていくのではないでしょうか。なお、本セッション参加者によるfacebook非公開コミュニティが存在し、ワーママ・ワーパパたちの継続的な情報交換が行われているようです。


最後になりますが、このセッションではセガ・グループからバトンタッチし担当してくれる会社をさがしているとのことです。働き方改革に取り組みたい会社は手を上げてみてはいかがでしょうか。
《HATA》
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