ケムコ、ADVチームの新作3本をTGSで発表! 伝奇ホラーや新生『D.M.L.C.』など─気になる最新作の情報“以外”をamphibian氏に伺ってみた
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古くはファミコン時代から様々な作品を展開し、今はブランド名としてコトブキソリューションが受け継ぎ、意欲的な活動が続いている「ケムコ」。一時期はRPGが主流でしたが、昨今では活躍の場を様々なジャンルへと広げています。

今年行われた東京ゲームショウにて、久しぶりに出展を果たしたケムコは、多彩なゲームタイトルをブースに展示。チューニングマガジン「スーパー・ストリート」の公式ゲームや、コンピュータと人間の将棋勝負に端を発するミステリーADV『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』、新たな戦略シミュレーションRPG『リベンジ・オブ・ジャスティス』など、今後新たに展開する5作品の試遊台を置き、賑わいを見せていました。

また近年のケムコは、『トガビトノセンリツ』や『D.M.L.C.-デスマッチラブコメ-』などのADV作品が話題となることも多く、スマホアプリから始まり、PS Vitaやニンテンドースイッチ、そしてPS4ではDL版に加えパッケージ版もリリースされた『レイジングループ』が、特に大きな注目を集めました。

そのため、ケムコのADV作品に関心を寄せているゲームファンも多く、新たな情報が待たれていましたが、東京ゲームショウのケムコブースにて、ADVチームの新情報を綴ったチラシが配布されました。そしてこのチラシにて、『レイジングループ』開発の中心的人物であり、シナリオも手がけたamphibian氏の完全新作となる『RD(仮)』を発表! 『RD(仮)』のプロットは既に完了しているものの、そのほかは「全部これから」といった赤裸々な状況も記されています。

また、「舞台は、瀬戸内海沿岸の架空の町」「主人公は少女2名+α」「今度は“人魚”!?」といった断片的な情報も掲載。発売時期については、「202×年を目指す長い旅」と書かれているので、続報は腰を据えて待つのが良さそうです。


そして、チラシで明らかとなった新作の情報は「RD(仮)」だけではありません。『最悪なる災厄人間に捧ぐ』に続き、ケムコとウォーターフェニックスが再びタッグを組んで送る『終末戦記0.1(仮)』もお披露目。「人類滅亡後も稼働し続けるVRMMOゲームを巡って繰り広げられる謎と戦い!」といった一文が、想像力を刺激します。こちらも「202×年発売を目指し、鋭意制作中!!」とあるので、新情報を心待ちにしておきましょう。

さらに、『D.M.L.C.-デスマッチラブコメ-』が新たな形で蘇る『DMLC_R(仮)』プロジェクトの進行も明らかに。これは、スマートフォンやWii U向けにリリースされた学園トラブルコメディADVをパワーアップさせ、家庭用ゲーム機向けにリリースするプロジェクトとなります。


「イラストレーター・Harcana氏自身によるリライト&イベントCG大幅増加」と、パワーアップぶりの一部も明らかに。リリース時期は、「2020年初頭発売を目指し進行中!」と記されており、こちらの続報が最も早く届くかもしれません。

チラシに記されていた新作の情報は以上となりますが、このほかに「amphibianのひとこと」も掲載。amphibian氏は、小説版「レイジングループ」第7巻の作業進捗などに触れながら、「機密を引き出そうとするのはやめろ」といった一言も述べています。どうやら新作に関する情報は、現時点ではここまでのようです。


そこで筆者は、「新作の内容以外の話を伺えれば!」と思い立ち、東京ゲームショウ最終日にケムコブースを来訪。amphibian氏に貴重なお時間をいただき、様々なコメントをいただきました。

一般日(3日目~4日目)を迎えた後だったため、既に多くの来場者が訪れており、amphibian氏は「ファンの方々がケムコブースに足を運ばれ、直接声をかけていただいた」と語ります。ファンの方からどんな話が飛び出したのか尋ねると、好きなキャラクターについて話したり、キャラクターと同じ誕生日だと告げた方もいたとのこと。その他には、amphibian氏の健康を気遣う声が多かった模様です。

今回の東京ゲームショウへの参加については、小説の執筆作業と重なったため、体力的にはかなりきつかったと告白。しかしその一方で、各作品を楽しんだユーザーと触れあえる機会は貴重なため、「また、こういう機会があると嬉しいです」とコメントし、マチアソビなどにも出てみたいといった気持ちも明かします。

気になる小説版「レイジングループ」第7巻の進捗は、文章面については本文が終了し、「あとは後書きのみ」と回答。これは東京ゲームショウ最終日に伺った話なので、現時点では後書きも終了しているかもしれません。編集や装丁、イラストなどが順調に進めば、第7巻の発売もそう遠くなさそうです。

そして最後に、新作に関するコメントをamphibian氏からいただきました。前述した通り、チラシに掲載されている以外の情報は“機密”扱い。なので、内容についてではなく、新作に対する意気込みや想いなどを伺ったところ、まず『RD(仮)』については「『レイジングループ』ファンも、より楽しめるような作品にしたい」とのこと。『レイジングループ』は英語版の発売も決定しているため、ファン層が更に広がると予想されます。今後も増えるであろう『レイジングループ』ファンも楽しめる『RD(仮)』、期待が膨らみます。

amphibian氏の長編シナリオとしては3作目に当たる『D.M.L.C.-デスマッチラブコメ-』が新たに生まれ変わる『DMLC_R(仮)』は、「(こういった作品が)今ウケるかどうかを知りたい」といった想いもあると明言。この作品の結果次第では、『RD(仮)』以降の展開に影響がある・・・かもしれない、といった気になる一言も飛び出しました。

また、『終末戦記0.1(仮)』については、作品に対する立場が上記2作品とは異なるため、「一番最初の読者として、読むのがすごく楽しみ」と、amphibian氏自身も期待を高めている様子が窺えました。そして、「より鋭く、より深く刺さる」作品だと言及。痛みと滅びの物語を、ユーザーは真っ正面から受け止めることになりそうです。

近年ではADVの表現も広がりを見せ、3DCGを駆使したり、実写さながらの画面で魅せる作品も登場しています。その一方で、たった数文字だけで人の心を動かすこともできるのが、物語が持つ大いなる魅力です。多彩な表現の中で生まれる物語が、今後どのような発展や進化を辿っていくのか。未来の道程はまだ分かりませんが、その一端をケムコのADVが握っているのは、支持の厚さとファンの熱さから見ても、間違いないでしょう。

amphibian氏が意気込みを語った新作3本が、どのような物語を切り開き、心を揺さぶってくれるのか。新たな未来が、待ち遠しいばかりです。
《臥待 弦》
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